大学院でブラック研究室に入ってしまった人へ|リアルすぎる体験談25選

研究室

ブラック研究室がつらくて毎日がしんどい。そう感じているなら

「研究がしたい」「専門性を深めたい」
前向きな気持ちで大学院に進んだはずなのに、気づけば深夜まで拘束され、就活は邪魔され、精神的に削られていく。いわゆる“ブラック研究室”に配属されてしまった学生は、想像以上に多い。

私もその一人だった。
毎日が重くて、研究室に向かうだけで胃が痛い。研究が嫌いになったわけじゃないのに、環境が先に心を壊しにくる。

この記事では、私が体験した/見聞きした「ブラック研究室あるある」25個まとめる。
読んでいて苦しくなる人もいると思う。でも、ここで言いたいのは一つだけだ。

無理に耐え続ける必要はない。壊れる前に逃げていい。

ブラック研究室は生活を壊す

① バイト禁止、バレたら怒られる

「研究に集中しろ」と言われる。バイトがバレた瞬間、空気が変わる。
「お金がないなら親に頼れ」「奨学金借りれば?」と、生活の事情が“甘え”として処理される。
本当は研究に集中したい。けれど家賃も食費も現実だ。生きるために働いているだけなのに、罪悪感を植え付けられる。
結果、学生は“隠れて働く”“嘘をつく”“萎縮する”の三点セットに追い込まれる。

② 長期休みが消える宣言

夏休みや正月が近づくと、メールが飛ぶ。
「今の成果では君に休みはない」
言い切られると、休むこと自体が罪になる。予定を立てる気力が消える。
そして恐ろしいのは、教員は“正しいことを言っているつもり”だという点だ。
休むことで回復し、長期的に成果が上がるという発想がない。

③ 深夜3時まで研究室に拘束

時計を見たら深夜3時。帰れる雰囲気ではない。
教員がまだいる。先輩も残っている。だから帰れない。帰ったら「やる気がない」のラベルが貼られる。
頭は回っていないのに、席にいるだけで“頑張ってる風”を演じる。
睡眠が削れて判断力が落ち、ミスが増え、また怒られる。地獄のループが完成する。

④ 日曜に来る、深夜まで残る学生が褒められる

休日に来て、深夜まで残る学生が称賛される。
“時間を差し出した人”が正義になる。
普通に休んでいるだけで「やる気がない」扱いされる。
健康的に継続する人ほど損をする構造だ。
成果主義に見えて、実は“滞在時間主義”である。

⑤ 飲み会・イベント強制参加

飲み会が“研究の一部”みたいに扱われる。
断ると「協調性がない」と陰で言われる。参加しても気を張って疲れる。
さらに悪いと、酔い潰しが娯楽になる。笑い声があるほど惨めだ。
休むための時間が奪われ、次の日の実験に支障が出る。支障が出ると怒られる。結局、逃げ場がない。

⑥ 研究以外の雑用押し付け

実験以外の雑務が大量に回ってくる。
実習の手伝い、備品管理、機器予約、掃除、来客対応、書類作成……。
誰かがやらなきゃいけないのは分かる。でも、やる人が固定化される。
「研究に集中しろ」と言いながら、研究時間を削って雑用を投げる矛盾。普通に給料が欲しくなる。

⑦ 就活を始めると露骨に怒られる

就活を始めた途端、教員の機嫌が悪くなる。
「研究に集中しろ」が圧になる。
でも就活は人生の分岐点だ。研究室は責任を取ってくれない。
「就活がうまくいかなかったら助けてくれるんですか?」と言いたくなる。
言えない。だから心だけが摩耗する。


ブラック研究室はメンタルを壊す

⑧ 教員はパワハラを自覚してない

威圧的な態度、無言の圧、メールでの説教。
でも本人は「言葉で殴ってないからセーフ」と思っている。
個人名を出すと問題になるから、研究室全体に長文説教メールを送る。
逃げ道のない圧を“正当な指導”として配布する。
外から見たら異常でも、内側では日常になる。

⑨ “報連相が足りない”で殴られる(言うと怒られる/言わないと怒られる)

相談すると「自分で考えろ」と言われる。
黙って進めると「勝手にやるな」と言われる。
報連相をすると「そんなことは聞いてない」と言われ、しないと「なんで言わない」と言われる。
結局、何をしても怒られる構造ができる。
学生は“怒られない行動”だけを探し始め、研究の本質から離れていく。

⑩ 周りも疲弊して誰も助けてくれない

周りも全員疲れている。
本当は助け合いたいのに、余裕がない。誰かを助けると自分が沈む。
結果、研究室全体が“耐久戦”の空気になる。
「生き残ることが目標」みたいな環境で、研究が楽しいはずがない。

⑪ 同期のやらかしを自分たちが怒られる

自由奔放な同期が問題を起こす。
なぜか周りが怒られる。「お前から伝えておけ」と丸投げされる。
直接叱るとパワハラになるのが怖いのだろう。だから中間管理職を学生にやらせる。
学生は板挟みになる。
仲間との関係まで壊れていく。

⑫ “常に監視されている感”がある(心が休まらない)

席にいるだけで視線を感じる。
帰ると「もう帰るの?」と言われる。休むと「昨日何してた?」と聞かれる。
直接命令はしないのに、空気でコントロールされる。
心が休まらないから、回復しない。回復しないから成果が出ない。
成果が出ないから、さらに監視が強くなる。悪循環が完成する。

⑬ “この研究室を出たら通用しない”と脅す(依存させる)

つらくて相談すると言われる。
「ここを辞めたらどこにも行けないよ」「うちで鍛えないと社会では無理」
でも本当に社会を知っている人ほど、そんな言い方はしない。
これは教育じゃなく、支配だ。
学生が自信を失うほど、研究室から離れられなくなる。構造的に悪い。
心が休まらないから、回復しない。回復しないから成果が出ない。
成果が出ないから、さらに監視が強くなる。悪循環が完成する。


ブラック研究室は学生を潰す

⑭ 学生を育てる気がない

教えてくれない。丸投げする。
でも結果が出ないと詰める。
つまり、育成コストは払わないのに成果だけは要求する。これが一番きつい。
学生は“自己流でなんとかするしかない”状態になり、遠回りし、怒られ、また萎縮する。
教育の不在は、学生の努力不足として処理される。

⑮進捗報告会=公開処刑

進捗報告は相談の場じゃない。裁判だ。
成果が薄いと、質問の形をした攻撃が飛んでくる。「で?何が新しいの?」「それ、誰でも思いつくよね?」
言葉の端々で「無能」を匂わせる。反論すれば生意気、黙れば納得してないと言われる。
報告会が終わって残るのは学びではなく、次に叩かれる未来の予告だけだ。

⑯ 論文紹介で論文選びにキレられる

「なぜこの論文を選んだ?」「センスがない」が必ず来る。
まだ研究に慣れていない学生に、理由を言語化する難しさは分かっているはずなのに、そこを容赦なく突いてくる。
“間違った論文を選んだ”というより、“選んだお前が気に入らない”みたいな空気が漂う。
次からは無難な論文ばかり選ぶようになる。学ぶための場が、怒られないためのゲームに変わる。

⑰ 成果=人格評価

成果が出ないと、人格まで否定される。
「お前は社会じゃ通用しない」みたいな決めつけが平然と飛んでくる。
研究の失敗はよくある。けれどブラック環境では、失敗が“人間性”に結びつく。
学生はいつのまにか、成果が出ない自分=価値がない、と思い始める。これが一番危険だ。

⑱ 評価基準がブラックボックス(頑張りが見えない)

何をすれば評価されるのかが分からない。
成果を出しても反応が薄い。努力しても無言。たまに突然怒られる。
目標が明示されていないと、人は前に進めない。
学生は「何をやっても無駄かもしれない」と思い始め、手が止まる。
その停滞すら「やる気がない」と処理される。詰み。

⑲ 陽キャな学生には教員が弱い

明るくて喋れる学生には甘い。
真面目に黙々とやる学生には厳しい。
結局、評価が“成果”ではなく“コミュ力”に寄る。
比較されて、「あいつは成功するだろうな」と言われる。
努力の方向が歪む。研究ではなく、教員の機嫌取りゲームになる。


ブラック研究室では、手柄は教員のもの

⑳ 論文を書いたのに教員がファーストを取る

実験も執筆もやったのに、著者順が変わる。
説明がないか、あっても雑だ。
「指導したのは私だから」という理屈で押し切られる。
学生は怒りより先に、虚しさが来る。
自分の努力が“誰かの成果”に変換されると、研究への熱が冷める。

㉑ 自分の成果が嫌いな教員の手柄になる

学会で発表しても、特許が出ても、「〇〇先生の成果」として語られる。
自分の名前は添え物だ。
本来は研究室の成果として誇るべきなのに、功績の帰属が歪む。
そして学生は思う。「頑張っても、結局この人の評価が上がるだけだ」と。
モチベーションが死ぬ瞬間だ。

㉒ トラブルの責任を学生に押し付ける(謝罪役にされる)

機器が壊れた。試薬が届かない。発注が遅れた。スケジュールが崩れた。
原因が構造的でも、責められるのは現場の学生だ。
「どうしてこうなった?」と詰められ、説明すると言い訳扱いされる。
謝る役をやらされ、関係者への連絡も押し付けられる。最悪の場合、無実でも謝罪文を書かされる(私も経験した)。
研究で消耗しているのに、さらに“職場の火消し”までやらされる。心が擦り切れる。


ブラック研究室での学生の末路

㉓ 自分も体調が悪くなり始める

寝ても疲れが取れない。朝から胃が痛い。
研究室に近づくだけで息が浅くなる。
病院で「診断書を書こうか?」と言われて、初めて自分の状態を自覚する。
怖いのは、本人が限界に慣れてしまうことだ。
“これが普通”になったら終わりに近い。

㉔ 研究員が失踪する

ある日、誰かが来なくなる。
前日まで普通にいたのに、いきなり消える。理由は共有されない。
周りは薄々分かっている。限界だったのだと。
それでも研究室は止まらない。「あいつは弱かった」で片付けられることすらある。
この瞬間、残った人の心も一段削れる。

㉕ 研究室選びのくじ引きで泣き出す学生が出る

成績や運で配属が決まる。
行きたくない研究室に決まった瞬間、地獄へようこそ。
泣き出す学生が出るのは、弱いからじゃない。
“そこがどれだけ危険か”を知っているからだ。
そして周囲は「仕方ない」で片付ける。ここで“詰み”が確定する。

ブラック研究室に配属されてしまったら

もし今、ブラック研究室に配属されて悩んでいる方は、下の記事を読んでみてください。少しでも救いになればと思います。

まとめ:無理に耐える必要はない

ブラック研究室は、努力や根性でどうにかなる場所じゃない。
環境が歪んでいると、真面目な人ほど壊れる。

もしこの記事を読んで「自分もこれだ」と思ったなら、無理に耐え続けなくていい。
あなたの人生は研究室のものじゃない。あなたのものだ。

壊れる前に、逃げていい。

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この記事を書いた人
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SATOSU

こんにちは、SATOSUです。
35歳です。

元 製薬・化学系メーカーにて、
研究・生産技術・DX推進を横断的に経験してきました。

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・DX推進として業務自動化ツールを多数開発
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