はじめに|譲渡会での出会い
保護猫を迎えたのは、ある譲渡会でのことだった。
当時は「猫を飼うなら保護猫を」と決めていて、いつか運命の出会いがあると信じていた。
そしてその日出会ったのが、今うちで暮らしているぺことフクスケだ。
ぺこ|グレーと白のビビりボス猫(2歳)

最初に出会ったのが、グレーと白の毛並みをしたぺこ(2歳)。
体格は立派で“ボス猫”のような風格があるが、実はかなりのビビり。
初日はソファの下に丸一日こもり、音がするたびにビクッとするほど繊細だった。
イタズラは少ないが、段ボールやティッシュをかじるのが大好き。
そして食欲旺盛で、とりあえず何でも口に入れてみるタイプ。
ただし魚だけはなぜか怖いようで、焼き魚を出しても距離を取って警戒する。
そんなぺこを通じて、後にもう一匹の猫──フクスケ──との縁が生まれた。
フクスケ|チャトラの甘えん坊イタズラ王子(1歳)

二匹目の**フクスケ(1歳)**は、チャトラ柄にピンクの肉球がトレードマーク。
性格はぺこと正反対で、とにかく人懐っこい。
家に来てすぐに膝の上に乗り、スリスリと甘えてきた。
ただしイタズラの才能は天下一品。
コートの袖を噛み切ったり、袋の紐を引きちぎったりと、日々の監視が欠かせない。
それでも、叱ると「ごめんね」と言わんばかりに顔をすり寄せてくるので、結局こちらが負けてしまう。
そして驚くべきことに、フクスケはぺこの“おじ”にあたる。
年齢は逆転しているのに、血縁上はおじと甥。
まさに“猫界の不思議な家族関係”だ。
二匹の関係と暮らしの変化

性格も体格も、年齢すら関係のない二匹。
最初は距離を取っていたが、今では追いかけっこをしたり、一緒に日向ぼっこをしたりと、すっかり仲良し。
ときどき取っ組み合いをするけれど、どちらかが必ず手加減しているのがわかる。
二匹が来てから、家の中が本当に明るくなった。
仕事で疲れて帰っても、玄関で並んで出迎えてくれる。
パソコンの前に座ると、どちらかがキーボードの上を歩いていく。
そんな小さな時間が、今の生活のいちばんの癒しになっている。
まとめ|保護猫と暮らすということ
保護猫を迎えることは、責任も手間もかかる。
でも、そのぶん信頼関係が少しずつ深まっていく。
ぺこもフクスケも、最初は不安そうだったのに、今では完全に家族の一員だ。
年齢も性格も血縁関係もバラバラ。
でも、そんな二匹が一緒に丸くなって寝ている姿を見ると、
「この出会いは偶然じゃなかった」と思える。
もし保護猫を迎えようか迷っている人がいたら、譲渡会をのぞいてみてほしい。
あなたにも、きっと運命の出会いが待っているはずだ。



